新型コロナウィルスの影響で血糖値が上がりつつある方が増えています。
ステイホームが長引くことで、外出減→日常生活のエネルギー消費減。
感染症の恐れからくるストレスを軽くするために食べ過ぎや飲み過ぎも血糖値を上げる原因だと、順天堂大学の河盛隆造先生は言います。
そこで、5月20日(水)のガッテンでは、家の中でできる血糖値を上がりにくい体を作る筋トレ「ピントレ」を紹介しています。
今回は、ガッテン、血糖値対策はピントレで筋肉トレーニング!やり方を見ていきましょう。
血糖値対策のピントレとは?
京都医療センターの研究員、松井浩さんが考案の筋肉トレーニング。
特に糖尿病の方におすすめのピントレとは、1週間で2日、20分のゆっくりとしたスクワットです。
ピントレの効果は、福島県62人の糖尿病の方に8週間試してみたら
ヘモグロビンA1cの値が、(過去1〜2ヵ月の血糖値を反映する数値)
8週間試したところ、平均値9.9から、7.5まで下がるという結果に!
ピントレのやり方は?
※血圧の高い方、ひざの悪い方は始める前に医師に相談してください。
ピントレは、1週間で2日、20分だけで質のいい筋肉を作る筋肉トレーニングです。
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⓵ 足を肩幅より広く開く。 (安定のためには、足をより広く開く。)
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⓶ ひざはつま先と同じ方向。
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⓷ ひざがつま先より前に出ないように。
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⓸ 足の角度が90度くらいまでしゃがむ。(この時、手を前に習いのように出す)
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⓹ しゃがむ時に息を止めないよう声を出して数える。(10まで数えながらしゃがんで2秒静止)
空気椅子のような格好になります。
休憩を挟みながら、これを20分間やります。
10回×3=計30回が目標。
※運動に不慣れな人は、足を大きく開いて負荷を軽くして、10回を目指しましょう。
高齢者や足腰が不安な方でも安全にできるピントレの方法は?
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⓵ 安定した椅子(背もたれ付き)を用意する。
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⓶ 椅子を後ろに置いて転倒防止。(この時深すぎず浅すぎず座って足の位置を確認)
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⓷ 手前に椅子やテーブルを置いて支えにする。
食後の血糖値が上がりにくい食べ方とは?
野菜ファーストの本当の食べ方!
食事の時に野菜から先に食べる方法は野菜ファースト!
野菜ファーストを行なっている方は世間ではかなり浸透しています。
1000人アンケートでも54.9%が実践している結果が出ています。
野菜ファーストとは、ただ野菜を先に食べるだけではないのです。
内科クリニック院長の梶山静夫医師と、京都大学、食物栄養学科の今井佐恵子教授がいち早く野菜ファーストに注目し世に広めた方達です。
お二人が推奨する野菜ファーストの血糖値が上がりにくい食べ方は、野菜を5分かけて食べること!
できるだけ、ゆっくり時間をかけて、よく噛んで野菜を先に食べるというのが本当の野菜ファーストになります。
まとめ
今回は、ガッテンで紹介された、血糖値対策に効果的なピントレという筋肉トレーニングのやり方をご紹介しました。
ピントレは、1週間に2日、20分が目安。
10回を3回セットで行うと効果的。
高齢者や足腰の不安な方は椅子を使って安定させて行う。
血糖値を上げにくい野菜ファーストの本当の食べ方は、食事の際には、先に野菜を5分かけて食べること。