今回は、不動産投資初心者が最初に取り組むべき物件として適している、区分所有建物(マンション)を取り上げますね。
前回はポイント1.立地編、ポイント2.交通の利便不動産、ポイント3.生活関連施設について、ご説明しました。見られていない方は、ぜひ、見て下さいね♪
Contents
区分所有建物(マンション)の不動産広告はココを確認!
ポイント1.不動産広告の総戸数を確認
不動産投資初心者が失敗しないためには、総戸数の理想は30戸以上のマンションを選ぶべきと考えます。また、ワンルームを購入する場合は、ワンルームタイプ以外にファミリー世帯が混在している物件を選びましょう。
なぜかというと、区分所有建物(マンション)は建物管理、建物維持が重要です。ワンルームタイプのみのマンションは、定期総会の出席率や管理状況がよくありません。また、修繕積立金残高も少ないケースが多いようです。
ポイント2.不動産広告の専有面積を確認
不動産投資初心者が失敗しないためにはターゲットによって考えるべきでしょう。
単身者をターゲットにするのであればワンルームの25㎡前後は必要ですね。最寄り駅から2~3分と立地が非常に良いのであれば15㎡前後のワンルームもいいでしょう。
ただし、最近は、地方公共団体でワンルーム条例(最低専有面積基準)を設けているケースが多いので、築年数の浅い物件は少ないでしょうね。
また、DINKs(ディンクス)をターゲットにするのであれば40㎡前後が狙い目です。ただし、立地は最寄り駅から5分以内。出来れば、タワーマンション系がいいでしょう。
DINKs(ディンクス)世帯は、生活に余裕がある方が多く、都会の生活を楽しむ傾向があります。多少賃料が高くても立地が良く生活に便利なところを選びます。
※DINKs(ディンクス)とは、結婚後、子供を持たずに夫婦で共働きをするスタイル。
ポイント3.不動産広告の管理形態を確認
不動産投資初心者が失敗しないには、管理形態について全部委託管理の物件を選ぶべきでしょう。また、管理員は日勤管理か、もしくは常駐管理、管理費は多少高くなりますが、自主管理の物件より管理が行き届いていますし、賃借人も安心します。
ポイント4.不動産広告の敷地の権利を確認
不動産初心者が失敗しないためには権利の種類を覚えて下さいね。権利の種類が、所有権、旧法借地権、地上権、定期借地権、新法借地権などが記載されているはずです。ここで、購入していいのは、所有権、旧法借地権、地上権と考えます。
なお、当然に所有権が一番いいのですが、地上権や旧法借地権なども価格が安ければ狙い目です。ただし、買付(購入申し込み)前には、借地契約書をよく確認してくださいね、
建替え承諾料や名義書き換料など、底地所有者によっては、高額な承諾料を支払うことになりますので注意が必要です。
ポイント5.不動産広告のその他注意点
不動産投資初心者が失敗しないためには次の事に注意してね。
エレベータは、もちろん必要です、たまに、スキップフロアータイプがありますが必ずエレベータ停止階を選びましょう。
利回りは、地域によって考えて下さい。また、表面利回りではなく、ネット利回りで考えましょう。ネット利回りで、都心中心部であれば4%以上、地方圏であれば6%以上は必要です。
現在の家賃が本当に適正なのかどうかも確認しましょう。
適正賃料の調べ方は、大手不動産ネット広告の募集賃料から10%くらい割り引いた金額あたりが丁度いいと考えます。
※利回りについては、別サイト 物件選びのコツで確認してね。
不動産投資初心者の知っておきたい物件探しのコツとは?失敗しない始め方
※表面利回りは、単純に年間家賃(現在の家賃)から物件価格を割って計算した利回り。
ネット利回りは、維持費(管理費、固定資産税・共益費等)を差し引いて計算した利回り。
さいごに
不動産勤務20年以上の筆者が経験から考える、不動産初心者が不動産広告で確認するポイントを取り上げました。
取り上げた内容に適する物件は多くはありませんが、不動産投資で成功するためには妥協は禁物です。粘り強く物件探しをして下さいね。
今回の投稿が少しでもお役に立てれば幸いです。